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腹痛/小児科

日常生活でよく起こる腹痛の適切な処置とは?

腹痛とは、お腹が痛くなる状態を指しますが、その理由は様々です。

日常生活において腹痛を伴うケースは他の症状と比べると多く、症状に応じた適切な処置が求められます。

そこで、腹痛の症状や適切な処置についてご説明いたします。

腹痛の原因

長町の小児科が腹痛の原因を説明

腹痛の原因と種類には、様々なものがあります。


軽度なものもあれば、大きな症状が潜んでいるものもあるので、どのような腹痛なのかを見極めることも大切です。

食べ過ぎ

食べ過ぎると一時的にお腹が膨張し、腹痛に襲われます。

排便によって解消されるケースもあれば、排便してもお腹がパンパンに感じたままの時もありますが、大きな症状が潜んでいるわけではありません。

心因的な要因

ストレス、プレッシャーといった心因的な理由で腹痛になるケースもあります。

こちらも大きな症状が潜んでいるものではなく、一時的なものではあるので、ストレスやプレッシャーの原因を解決することで、自然と解消されていきます。

あまりにも長引く場合には、心因性ではなく、他の症状が潜んでいる可能性もあります。

下痢

下痢を引き起こしている場合も、もちろん腹痛に悩まされることがあります。

下痢もまた、理由は様々です。腹痛を伴うものもあれば、腹痛そのものはないものの、下痢が止まらないケースもあります。

なかなか下痢が止まらない場合は、他の症状が潜んでいる可能性もあります。

便秘

便秘の時に感じる、お腹に何かが詰まっているかのような痛みは、特に女性に多いと言われています。

排便によって解消される痛みではありますが、なかなか排便ができないため痛みがなくならないケースや、比較的頻繁に便秘に悩まされている人もいます。

生理痛

女性の場合、生理痛の際に腹痛を伴うこともあります。

極度の張り、あるいは蹴られているかのような痛みなど、人それぞれ腹痛の程度は異なりますが、こちらもあくまでも一時的なものです。

腹痛の種類

腹痛には様々な種類がありますが、医学的見地からは内臓痛と体性痛の2種類に分類できます。

内臓痛とは消化器官の収縮やけいれん、拡張等による痛みで、内臓の自律神経を通して痛みを感じています。

部位が不明瞭なので、「腹痛」ではあっても、何が原因なのか理解しにくい点が特徴です。

一方、体性痛は内臓の周りにある腹膜、横隔膜などが刺激されることで生まれる痛みで、続性がある点が特徴です。

腹痛の箇所

長町の小児科が紹介する腹痛の箇所

腹痛は痛みを感じている箇所もまた、微妙に異なります。


上腹部の痛み

「みぞおち」と呼ばれる部分には胃や十二指腸などの神経が集中しているため、痛みを感じやすい部分です。

下腹部の痛み

へそ近辺の痛みは、その多くが腸に関するものです。

虫垂炎だけではなく、下痢などは下腹部周辺にて痛みを感じる傾向にあります。

腹痛の対処法

長町の小児科が解説する腹痛の対処法

腹痛に襲われた時は、どのように対処すればよいのか知っておきましょう。


安静にする

腹痛を伴った際、まずは安静にするよう心掛けましょう。

安静にしているだけで改善されることも珍しくありません。

リラックスできる体勢を取り、深呼吸を試みているだけで、自然と回復するケースもあります。

お腹を温める

冷えが原因で、腹痛を起こしている可能性もあります。

特に下痢や生理痛は、冷えに起因している可能性が高いので、腹巻などを活用し、お腹を温めると良いでしょう。

水分の補給

下痢の場合、腹痛と共に排便が多いので脱水症状のリスクが高まります。

下痢で悩まされている時は、排便を通して体内から水分も輩出されています。

一方で、腹痛から食欲がなくなる傾向にありますが、水分を摂取しないと脱水症状になる可能性もあります。
水を温めるなどして、お腹を冷やさない範囲で水分を補給するとよいでしょう。

薬の服用

市販薬の服用も考慮してみましょう。

重い症状を併発していない場合、薬の服用で改善される可能性もあります。

腹痛の予防法

長町の小児科が伝える腹痛の予防法

腹痛にならないための予防法についても覚えておいてください。


冷やさない

腹部周辺を冷やすことで痛みを伴うケースもあります。腹部周辺を常に温めておくとよいでしょう。

腹巻だけではなく、貼るタイプのカイロを腹部周辺に貼っておくことで、腹部周辺を温めます。

衣服も、お腹を出すものを控えたり、肌着を身につけるなどすることで、腹部周辺の温度管理が可能になります。

適切なライフスタイルを心掛ける

暴飲暴食をしない、栄養バランスを考慮した食事を摂取したり適度に運動をすることで、排便を促進することも腹痛の予防です。

食べ過ぎはもちろんですが、栄養バランスが偏ると便秘による腹痛を招く可能性もあります。

また、睡眠時間が減少すると体の免疫が低下し、腹痛を起こしやすい状態になりますので、睡眠時間の確保も大切です。

定期的な健康診断

腹痛の原因は、時には大きな症状のシグナルですが、体の中を自分で見ることはできないので、どのような状態になっているのか分かりません。

激しい腹痛を感じる時には既に症状が進行しているケースもあります。

定期的に健康診断を受け、体の中に異常がないのかを確認することも腹痛の予防です。

腹痛が起こってしまったら・・・

腹痛の治療に関しては、薬の治療もよいのですが、腹痛には思わぬ病魔が隠れている可能性があります。

薬で一時的に痛みから解放されたとしても、病魔が消えるわけではなく、後回しにしているだけに過ぎないケースもあります。

腹痛に隠れている「思わぬ病魔」は、初期症状の段階では日常生活の中で自覚することが難しいです。

自覚したころには既に進行している可能性もあるので、早い段階で医療機関を受診してください。

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